HOME >見ず知らずの1600km離れた場所への引越しは不安が一杯。 >東京との別れ|沖縄での暮らし|私の引越し物語

東京から沖縄への高額な引越し料金を安くするために考えたこと。

池尻の家は気に入っていた。 3年間をこの家で過ごしたがなんの不満もなく、充実した生活をおくれていた。 安定した生活は同時に私の家にものを溢れさせた。 大型の家具ではダブルのベッド、テーブル、勉強机が2個。 オフィスチェアー、家電を見れば50インチのテレビ、ゲーム機が2個、掃除機に洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコン、照明が2つ、オーディオ、加湿器に布団乾燥機などというものまであった。 そして何よりも量が増えていたのが本であった。 私は仕事柄本をよく読む人間だと思う。 当時自宅にあった本はダンボールで8箱分にもなってしまった。 さすがにすべてを持っていくのはお金がかかりすぎてしまうから、一部は実家においておくことにしたが、それでも持って行きたい本も多くあり結局ダンボール4箱分は沖縄へ持っていくことに決めた。 こんなにも大きな荷物を1600km離れたところに送るとなると当たり前だが、多額のお金がかかる。 そしてこれからはアルバイトなどで生計を立てなければならない身であったから、余計な出費は極力抑えなければならなかった。 こうして私は引越し代を節約するためにあらゆる情報を調べることにした。 まず最初に見つけたのが引越しの一括見積もりサイトだ。 このサービスは合計100社以上の引越し業者に対して一括で見積りをお願いできるというサービスだ。 100社以上とあったが、東京から沖縄へと引越しができる業者となるとそれだけで数が限られる。 広いネットワークを持つ大手の引越会社と沖縄に地場ばある引越し業者の2パターンが残ることになった。 東京から沖縄へと引越しするばあいには、引越し業者も船で荷物を輸送するか、飛行機で荷物を輸送するか選択が迫られる。 船で輸送する場合にはなんと2週間から遅い場合には1ヶ月もかかるということだ。 金額は安いみたいだが、これだと生活ができなくなってしまう。 飛行機でも1週間近くかかってしまうというから、今までの引越しの概念とは大きく異なるものだと痛感した。 ところで沖縄は物価が安いことで知られている。 正確にいうとモノの物価はあまり変わらないか、輸送費がかかるため若干割高なのだが、人件費が安いためサービス料などは安くなっている。 引越しはというと人件費が主な経費になるサービスだから安くなるのではないか、そう思った私は沖縄の引越し業者と交渉をすることにした。 結論からいうと予感は的中した。 東京の有名な引越し業者に比べると2万円近く安かった。 ただ一点だけ懸念材料があった。 沖縄に移住した人のブログや、移住者を支援するサービスを行なっているWebサイトなどで情報を収集してみると引越しのトラブルの話がいくつか乗っていた。 それによると沖縄の引越し業者は内地の企業に比べるとガサツな人が多くモノが壊れた、部屋が傷ついたなどというトラブルが発生するケースがあったらしいのだ。 言われてみるとウチナーンチュという沖縄の人の気質はおおらかで細かいことを気にしない人が多い。 私の荷物は数多くあったが、どれも大事なもので傷などは付けられてはこまるものだらけだ。 その話を聞いてからというもの、引越し業者を選ぶ基準が単純な価格ではなくサービスだという意識変化が起こった。 大手引越し業者からも続々と見積りが届き、私はその中で3社に目星を付けていた。 それぞれ担当者が実際に家まできて詳細な見積もりを出してくれた。 担当者の印象でそのうちの2社に絞ることにした。 最終的な見積りも出揃いいよいよ引越しのパートナーを選ぶ段になったが、私は料金、担当者の印象、インターネット上での評判を加味してある引越会社に決めた。 私は引越会社の人とも相談しながらできるだけ安く住むプランを考えた。 引越しの料金は利用するトラックのサイズで大きく変わる。 私の荷物は一人暮らしのサイズには収まらず、ファミリーのサイズでなければ無理と最初はほとんどの業者に言われた。 ただ、それでは引越し料金が高くなってしまう。 私はなんとか2トントラックで済む方法を考え、料金を安く済ませたかった。 答えはインターネットに乗っていた。 ダンボールに入っている荷物は郵送で送ってしまえばよいのだ。 結局ダンボールを8箱くらい郵送で送るからそれ以外のもので見積もりを作ってくれ、とお願いすると希望通り2トントラックで収まり、引越し費用は25万円程度で済んだ。 参考までに最初に出てきた各社の見積もりは30万円から40万円程度だったから、どれだけ安くなったかはおわかりいただけるだろう。 こうして準備が整い引越し当日を迎えることになる。 いよいよ人生を一緒に過ごしてきた東京ともお別れだ。